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理念

実際に空間をデザインするポイントのうち、いくつかをご紹介いたします。
1.丈夫で長寿命な構造システム

丈夫で長寿命な構造システム家は、住宅ローンに縛られて壊されていくような消費型ではなく、本来は循環型の社会的資産と考えています。
資産として転用できるだけでなく、安心とゆとり、愛着をもって豊かな生活をしていくためにも、丈夫で長持ちする、日本の暮らしの中で長く積み重ねてきた構法の活用をお勧めしています。


2.暮らしに大らかで柔軟な間取り

暮らしに大らかで柔軟な間取り世代を超えた暮らし方に対して柔軟であることは、機能的であると共に、大らかに家族を育み、家の寿命をのばしていきます。一方で20年先の状況まではわからない部分もあります。
そのため、造りこみ過ぎず間取りの自由度とシンプルな架構を追及することが大切です。


3.日本の気候風土に適応した空間

日本の気候風土に適応した空間多様で高温多湿の日本風土では、自然と寄り添いながら住み続けるために、熱や風の流れに十分配慮する必要があります。また木や土など、できるだけ地元で産する材料も活用し、屋根や架構なども風土や暮らしに合わせて最適な形式を検討するのが理想的です。


4.技術の融合

技術の融合古い民家造りは、現代に適応できず解体されている一方で、伝統技術を駆使した大変貴重な文化遺産の一つです。また、設計をどんなに追及しても実際に家を造り上げるのは多くの職人たちです。
職人たちを尊重しながらも、しっかりと思いを伝えていかなければ納得の家づくりは難しくなります。
伝統技術を継承してきた数少ない職人たちと一緒になって、現代に活かすため新しい技術と融合し、進化した「民・家・造」の探求が今こそ必要不可欠だと考えています。


5.日本の山から元気に!

日本の山から元気に!日本の国土の2/3を占める森林は、恵まれた水源や環境を支える日本の宝であり資源です。
一方で、外材にも押され維持管理が厳しく、多くの山は手つかずで存続の危機にあるのも事実です。
そんな中で、優れた品質の木材を頑張って提供している地域もまだ残されています。
今必要なのは、その優れた日本の木材や、地元地域の木材を積極的に有効活用していくことです。
身近な山を元気にしていくことにより、その恵みを後世にわたっても最大限に引き継いでいくことが可能です。
中でも天竜TSドライの取り組みは画期的で、昔から伝わる木にとって最高の乾燥方法と先進的な流通システム(育った場所や品質を追跡できる木のトレーサビリティー等)は大変素晴らしい仕組みだと思います。


6.地産地消の循環型社会にかなう設え

地産地消の循環型社会にかなう設え家の寿命が延びることにより、50〜60年以上と言われる木の生育期間と建替えサイクルのバランスを調整できるようになります。 またそれらが国内で循環すれば、何よりも地域が豊かになります。
一方で、地元の自然素材里山文化も含めて、生活環境の中に密接に関わる仕掛けを提案することにより、より豊かで楽しく自立可能な社会に貢献することができます。


7.日本各地の実践者と連携した家づくり

日本各地の実践者と連携した家づくり風土と暮らしを探求した「民・家・造」を実現するためには、様々な地域間で連携したネットワークがかかせません。弊社で積み上げてきたネットワークを最大限に活用すると共に、コスト管理とモチベーションを引き出すために、時には分離発注方式を提案しています。そもそも家は買うものではなく、建てるものです。家は、建築主や多くの職人たちと対等につくり上げる、人生最大の魅力的なコラボレーションの場だと考えています。


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