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実際に空間をデザインするポイントのうち、いくつかをご紹介いたします。 |
家は、住宅ローンに縛られて壊されていくような消費型ではなく、本来は循環型の社会的資産と考えています。 世代を超えた暮らし方に対して柔軟であることは、機能的であると共に、大らかに家族を育み、家の寿命をのばしていきます。一方で20年先の状況まではわからない部分もあります。 多様で高温多湿の日本風土では、自然と寄り添いながら住み続けるために、熱や風の流れに十分配慮する必要があります。また木や土など、できるだけ地元で産する材料も活用し、屋根や架構なども風土や暮らしに合わせて最適な形式を検討するのが理想的です。 古い民家造りは、現代に適応できず解体されている一方で、伝統技術を駆使した大変貴重な文化遺産の一つです。また、設計をどんなに追及しても実際に家を造り上げるのは多くの職人たちです。 日本の国土の2/3を占める森林は、恵まれた水源や環境を支える日本の宝であり資源です。 家の寿命が延びることにより、50〜60年以上と言われる木の生育期間と建替えサイクルのバランスを調整できるようになります。
またそれらが国内で循環すれば、何よりも地域が豊かになります。
風土と暮らしを探求した「民・家・造」を実現するためには、様々な地域間で連携したネットワークがかかせません。弊社で積み上げてきたネットワークを最大限に活用すると共に、コスト管理とモチベーションを引き出すために、時には分離発注方式を提案しています。そもそも家は買うものではなく、建てるものです。家は、建築主や多くの職人たちと対等につくり上げる、人生最大の魅力的なコラボレーションの場だと考えています。 |
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