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Q&A

よくご質問をいただくことに、
正直にお答えいたします。
<当社のような設計事務所のメリットについて>

M邸スタディー模型
Q 1. 個人の設計事務所のメリットは、どんなところですか?

Q 1. 臨機応変にご相談に応じれるところだと思います。
例えば、当社では以下のような点です。

@状況に応じて、これまで私が設計した家を一緒に見学したり、そこで生活しているご家族に直接話を伺ったりすることが可能です。
A図面だけでなく、随時概算の見積書も添付いたします。
B設計の段階に応じて、1/100や1/50の模型にてじっくり検証していくことができます。
Cその他、パース(立体的な空間のイメージや雰囲気を伝える図面)を提示したりするなど、設計−見積−工事のことまで丁寧に解説することができます。
D仕上材(建築物の表面を仕上げるための材料)については、実際にサンプルを取 り寄せて、テクスチャー(材料の質感、素地)や色合いを吟味しながら、慎重に選定することができます。[一般的な企業では、関連取引会社などにより、選択肢に制限があります]


日野市/T邸
Q 2. 大手住宅メーカーと個人の設計事務所との違いは何ですか?

Q 2. 大手には、標準的な設計仕様やコスト計算のパターンが事前に用意されているため、迅速に施工にいたるというメリットがあることは否めません。その反面、以下のような点もあります。

@お客様の代理者として、最も純粋にその責任を行使できるのが設計者です。大手メーカーでは、設計者の顔が見えにくくなっています。また、担当業務が分散し、責任の所在がとても曖昧になってしまう傾向があります。設計から工事完成後まで一貫して責任をもってくれる存在を求めるには、どうしても無理があります。
A個人の設計事務所による建築物は、標準的な仕様やパターンを当てはめず、ひとつしかない敷地にお客様の要望と、それに伴う微妙なニュアンスを反映させる「オーダーメイド仕様」が基本になります。
B会社の都合(営業ノルマ、施工ノルマ、利益/効率の追求など)を最優先にさせる内情がありません。もちろん報酬はいただきますが、より純粋にお客様の都合を最優先に考えやすいのが、個人の設計事務所の強みです。
C建築物に応じて、客観的な工事記録を残し、より安心な透明性を追求することができます。
D私の場合は、そもそも建築を一般的な「商品」として認識していません。大げさに聞こえるかもしれませんが‥、お客様とつくり上げる世界でただ一つの「作品」と考えています。
E実際に施工する職人さんに対しても、工事監督を介して設計の主旨を伝達し、関係者全体のモチベーションを高めていく自信があります。


Q 3. コスト面においても、個人の設計事務所のメリットはありますか?

Q 3. 家にこだわりをもっている方にとっては、むしろコスト面において利点が多いと考えています。

@お客様の代理者として見積が精査され、ご要望に合わせて余分なコストを臨機応変に省いていくことができます。
A限界予算と一般的な相場のバランスを考慮した上で、値段交渉ができます。 
Bお客様の将来計画に合わせて設計することにより、本当の意味でローコストな提案ができます。
C営業宣伝経費にあたるものが、ほとんど見積には計上されません。


事務所イメージ
Q 4. 大手企業の営業窓口とちがって、交渉やコミュニケーションに不安がありますが、どのように対応してもらえますか?

Q 4. 時には食事をしながら、ざっくばらんに話ができるような感覚を大事にしています。また、当社では以下の点にも気をつけております。

@建築について知識のない方であっても、安心して気軽にご相談いただけるよう、専門用語の使い方に注意しています。
A純粋に設計に反映されるべき要望をダイレクトに話し合えることを理想としています。
営業担当者がお客様のご要望を間接的に設計者へ伝えるというようなことはありません。
Bまた、営業システムなどの制約がありませんので、必要な時間をかけて納得のいく設計プロセスをもつことができます。
C敷地選択、資金計画、設計から工事完了まで、常に客観的なアドバイスを心掛けています。


竣工図等
Q 5. アフターケアはどのようになりますか?

Q 5. 生涯にわたり、見守っていく姿勢です。設計主旨を理解している良きアドバイザーとして、お付き合いさせていただきます。

@施工者と協力しながら、竣工図や竣工写真をとりまとめ、将来のリフォームにも備えていただけます。
A設計及び監理を丁寧に行っても、竣工後しばらくは、木材の乾燥・収縮や設備の動作不具合が生じることもあります。その場合には、ご連絡いただいた上で、当社より施工者に説明して、修正工事を行います。
B竣工後1年時に、施工者と設計者で1年点検を行います。
Cその後、万一の不具合などがないか、必要に応じて2年に1回程度は点検させていただきます。



<設計スタンスについて>

宇部市/Y邸
Q 1. 自分だからこそできる独自性とは何ですか?

Q 1. 「理念」に掲げているように、風土と暮らしを探究していく民家造の新築と再生をとりまとめることにつきます。いずれかで成功した同じようなアイデアやデザインを、他の建築物にパターン化しても、どこかに矛盾が起こってしまいます。
敷地条件とご要望をヒアリングした上で、当社の技術・協力事務所や施工者の技術を総動員しながら、構造や設備の手段も含めてその都度最適な回答を白紙の状態から導いていくのが自分の設計プロセスです。




Q 2. 自然と寄りそう”とは、具体的にどのようなことですか?

Q 2. よく使われる自然との調和という概念には、かつて、どこか安易で疑わしいニュアンスを感じていました。“寄りそう”という部分には、“尊く”て、なくてはならない存在だけど、“依存し過ぎない関係”という意味をこめています。そういう意味では、夫婦関係とも似ているものがあるかもしれませんね‥(笑)。具体的には以下のような点などがあります。

@自然の空気の流れや光を、生活に合わせて無理なく室内で活用できるような空間構成を検討します。
A窓やバルコニーなどに対して、光や音、通風、視認性、防犯性などの機能を巧みに複合化させながら、屋外と室内の境界を大胆に調整できる仕組みを考えています。
B敷地の関係性(例えば、隣地とのプライバシーや距離感、プロポーション、色合い等)を見出して、街並みにおいても孤立しないような空間づくりをします。
Cその場所の生態系を配慮した視点で、外構や植栽の計画をします。
D流行だけで安易に自然素材を使わず、ライフスタイルに合わせて適材適所を心掛けます。
E木材などの自然素材の潜在能力を加味して、構造・デザインに活用します。
F特に木造では、国産の木材を積極的に活用し、森林保護へと還元していく必要があります。



Q 3. 自然の少ない都市の住宅では、どのように自然を意識しているのでしょうか?

Q . 自然とは原生林だけではなく、人が手を加えた里山や公園・小さなビオトープも含めて、立派な自然の一部だと思います。また人間自身も生態系の中の一員としてとらえれば、いかなる都市にも自然は存在していると考えています。ただし、手を加えた人工的な自然である以上、人間が責任をもって守っていく必要があるんだと思います。
日本の現在の山の深刻な問題とも共通することです。特に都市部においては、経済効率の視点で新しく大きな建物をただつくっていくだけでは、人間の心身の健康上、行き詰りがあると思います。


 

<業務内容について>

ミヤビル
Q 1. 住宅設計以外には、どのような仕事をしていますか?

Q 1. 共同住宅なども含めて住宅系が多いのですが、宿泊施設・店舗・事務所の実績もあります。
弊社では、風土と暮らしを探究する「民・家・造」の新築や再生についての業務を得意としておりますが、建築の原点をつきつめた家づくりは、どのような用途にも応用できると考えておりますので、他の用途であっても、どうぞ気軽にご相談下さい!

 

 

<その他>

Q 1. エコ住宅をつくりたいのですが、設計上どのような注意点がありますか?

Q 1. 単なる流行や、メディアのエコロジー情報だけに惑わされないようにする必要があると思います。大切なのは、「どのような場所に、どのように生活したいか?」、「どのような時間をすごしたいか?」ということを考えることだと思います。ソーラーシステム、オール電化、燃料電池など、様々な要素がありますが、そのメリットを十分に検討した上で、設計に反映させることを心がけています。

 

Q 2. 設計・監理業務費用はどのくらいですか?

Q 2. 弊社では、工事費に対する報酬算定は行っておりません。
理由としては、そもそも工事金額は、設計や施工条件により大きく変動するもので、工事費が高くなるほど設計料も大きくなってしまう仕組みであるためです。
これは建築主にとって、わかりにくいだけでなく利益と相反することになってしまいます。
そこで、弊社では国土交通省の告示に基づき、「設計の難易度」と「延床面積(規模)」に応じて初期提案時に概算見積を提示させていただいてます。

目安として: 7万円/坪 〜 10万円/坪 (新築・再生共通)

 

Q 3. 遠隔地でも可能でしょうか?

Q 3. 可能です。今まで東京以外にも、北海道・山口県・群馬県・茨城県などでの実績があります。
最終的には、お客様と主に現場監理方法について話し合う必要がありますが、通常の監理業務の場合には、原則として交通費のみ設計監理費用とは別途検討いただいてます。

 

Q 4. ローコスト住宅も受け付けていますか?

Q 4. 受け付けております。ただし、材料や設備の性能や仕上げにより、生活空間も大きく変化するため、単純な目先の金額数字だけでなく、お客様のライフスタイルという長い視点からの検討協力が必要となります。
そのため、時間をかけてお互いにコミュニケーションを積み上げていくことにより、本当に納得のいく真のローコスト住宅になるのだと思います。

 

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